ブラキストンの4ピース・パックロッド。
今回はスピニングロッドの紹介です。
機種名は BKT-411SL4
ベイト同様4ピースのパックロッドで
アクションは SL(スーパーライト)になります。
ちょうど、BKT-408ULとBKT-500Lの中間の強さですね。
ラインウェイトは MAX6lb、ルアーウェイトはMAX6gとなります。
もちろん、ハードケースが付属してます。
スペックの詳細につきましてはこちらで随時更新していきますので、
価格等のお問い合わせには、まだ返答できないことをご了承ください。
今年は早春から渓流のほとんどをこのプロトモデルで通しました。
春先に掛けた50cmほどのブラウン。
千歳川の本筋でしたのでなかなか引きましたけど十分勝負になります。楽しいです。
指のケガ後で慌てて獲りにいった32cmの尺上ヤマメ。
トップウォーターからシンキングミノーまで扱いやすいロッドですが、
どちらかと言うとミノーイング向きです。
ティップ部になる#1セクションに少し張りを持たせて、
その下の#2セクションで曲がるようになってます。
使用ラインの主流がPEラインとなってからというもの、
トラウト用ロッドはファーストテーパーよりもレギュラーテーパーのほうが、
断然向いているのではないかと思ってるので、
ジョイントの多い今回のパックロッドではその個性を少し強くしてみました。
やっぱりコンパクトに纏まるのは本当にいいです。
昨今は車も小型化が進んでますので、
ロッドも今後の主流はこっちの流れなんじゃないかな。
僕たち世代の憧れたランクル等の大型RV車やSUVは、
今となってはT-REXばりの大型肉食恐竜といった風潮のようで、
学生たちと話をすると
『あーいうのがカッコ良かったんですか(笑)』
『必要なくないですか?』
『はぁ…』といった反応ですしね・・・
生き残るのは、軽自動車~小型SUVのような、
機動力と燃費のバランスが良いラプトルのような小型恐竜系の自動車なんでしょうね…
ロッドも一昔前までは、ジョイントのない1ピースや、多くて2ピースが主流。
それらのロッドを【エース】としてメインで使ってきましたけど、
ラインやリールの進化、そしてロッド素材や技術の進化もあって、
複数ジョイントのロッドがずいぶんと増えてきました。
まぁその背景には、配送コストの強烈な値上げという部分もかなりの割合を占めているのですけどね…ロッドのような長物は本当にシャレにならない輸送費なので。
そういえば昔、高級志向の4ドアセダン全盛期に自動車メーカーのスバルは、
『ワゴンが時代のファーストカーになる』と、
たしか、レガシーツーリングワゴンのCMか何かで謳っていたと思います。
当時は『何いってんだか…』とか『フーン…』くらいに思っていた人が多かったと思いますけど、それからたいした時間も経たずにワゴンは大ブームになりました。
そして今となっては、セダンの方が少ない時代ですからね。
今回のパックロッドを企画した時から、
ロッドも同じ雰囲気だなぁと感じてます。
来期はもう1本、
3ピースのD3 10周年記念ロッドを予定しています。
それはまた後日に。
福士知之