今回はキャスティングモデルのBKT-510LBC です。
【 BKT-510LBC(キャスティングモデル) 】
長さ 5ft10inch
ライン MAX 6lb
ルアー MAX 8ℊ
セクション 3ピースパックロッド
ロッドウェイト 100g(※天然ウッド&コルク使用のため数gの前後があります)
仕舞寸法 63㎝
付属ケース寸法 69cm
5ft10inch レングスで L パワーのベイトキャスティングロッドで前モデル(BKT-511LBC)の後継機種となります。
前型ではスピニングモデルと同じブランクを使用していましたが、キャストフィール向上のためモデルチェンジで専用ブランクとしました。
前型ではスピニング同様のレギュラーファーストテーパーでしたが、現行型はスロー寄りのレギュラーアクションに設定してありますので、より軽量ルアーのキャストがし易くなっています。
前型に比べ柔らかく感じると思いますが、これは#1(ティップ)セクションに若干の張りを持たせ、#2(ベリー)セクションを柔軟にした効果です。
3ピースとし、ジョイント部を1箇所増やし、ガイド素材を強度重視のステンフレームに変更したことも、手首の返しでロッドをベーリーからキレイに曲げられるようになった要因です。ルアーの種類を選ばずとてもキャストしやすくなりました。
ロッドの馬力ですが、柔らかく感じますがトルク重視のブランクですのでパワーも十分。もしキャスト精度を楽しむゲームをするのであれば前型511Lよりあきらかに精度が高いです。
さて、510という長さになったことで、1インチ長さを詰めた理由を聞かれるので説明しますね。
前型はスピニングモデル511Lというのが先にあり、そのままのブランクを使用したのでセンターカット2ピースでしたが、今回は3ピースに変更したためジョイント部分が一つ増えました。
そうすると今回のブランクの曲がり方で511レングスのままだと、ガイドをセッティングしたい位置がどうしてもジョイント部分とギリギリになってしうので、長さを1インチ詰めて改めてガイドセッティングをしたためです。
キャスト時のロッドを曲げやすいこと、そしてガイド位置の見直しで、より軽量なルアーをポイントにアプローチさせやすくなってます。とくに福蝉なんかは普通にキャストしても前型よりも飛ぶようになってると思いますよ。
マストウェイトですが、ベイトキャスティングタックルは合わせるリールや、使う方のキャスト技量により大きな差が出ますので正直に言って一概に何ℊとは言えません。ロッド的には5ℊのミノーが気持ちよくすっ飛んでいくように設定したつもりです。
リールですが、丸型・ロープロファイル型のどちらでもラインの抜けの良いガイドセッティングになってます。
僕はミリオネアCT-SVかアルファスAIRを合わせますが、デザイン的には黒赤で統一できるアルファスAIRかSS AIR TWがかっこいいと思っています。ミリオネアに黒プレート出ないかなぁ・・・
シマノが好きな方は今期のコンクエスト・シャローエディションも黒くてかっこいいと思います。待ってる人多いんだから50サイズ出せばいいのに…
さて、
ブラキストンのトラウト用ベイトモデルにはロングロッドが無かったのですが、
今年はBLAKISTONロッドを発売して10周年となりますので、
10周年記念ロッドの一つとして、8ft1inchのトラウト用ベイトロッドを作ります。
ゼネラリスト66や、現在流行の何でも用ロッド的なアクションではなくて、トラウトロッドらしいアクションのベイトロッドにしました。※北海度の寒い時期も考慮して。
予約開始は2月からになると思いますが、店舗様・個人様をふくめて受注分だけ生産という形にしようかと思います。これについては、また後日にブログやSNSで紹介していきます。
それまで楽しみにしていてください。
次回はBKTー511L です。
D3 福士知之