6月中旬、1年ぶりに支笏湖を訪れました。
支笏湖の釣りにおいて自ら構築したメソッドなど持ち合わせてておらず、
引き出しの少ない僕にもチャンスが巡ってくるのがこの春蝉シーズン。
この日は、過去の釣果を基に駆け上がりが近いポイントを目指しました。
実釣時間は4時間ほどの予定。
あれこれ試さずトップ縛りにすることに決め、
ルアーボックスには福蝉と真福蝉のみ納め、沢を降ります。
湖岸に降り立つとは西風を受け横波がサワサワと揺らいでいて、
雲の流れによって晴れたり曇ったりを繰り返している状況。
「もう少し波があれば…」「風向きが…」と贅沢を言い出すとキリがないので、
湖岸に立ったその時の状況で勝負です。
支笏湖での蝉の釣りでは、波打ち際から距離を取りとにかく静かに歩くことと、
闇雲にウェーディングしないことを意識していて、
特にこの釣りでは釣果に繋がることだと思っています。
湖底の岩や柱状節理、倒木を見つけたら忍び足で近寄り福蝉をキャスト。
あとは湖面に浮かんだ福蝉頼りの他力本願のような釣りです笑
まずはオリジナルの福蝉をナイロンラインに直結しスタート。
すると開始2投目で激しいバイト!
「あっさり出てくれた!」
と喜んだのも束の間、力なく寄ってきたのはウグイ。
久しぶりの支笏湖なので水面が爆ぜた瞬間はドキドキです笑
その後も続けてウグイの猛攻にあい、ドキドキ感も薄れてきた頃。
福蝉が横波に揺られて出たラインスラッグを取りながら、
チョンチョン
とアクションを加え波紋を出すと下から吸い込むような小さいバイト。
「またウグイか〜」と寄せようとするも力強いダッシュ!
これは本命だと確信し、さほど大型ではなさそうなものの、
ドラグを緩め慎重にファイトしランディング成功!
支笏湖釣行に合わせてナイロンラインをセットしてきたのも
バラさずにキャッチできた要因かもしれません。
コンデションの良いブラウンをカメラに納めリリース。
ちなみに、オリジナルの福蝉は福士さんが手描きした「福」の字が大好きなので
湖でも川でもマーカーは付けず使っていますが、
真福蝉にはduo社から発売されている福蝉マーカーを貼り付けており
波に揉まれる状況下でも視認性は抜群でした!
その後もサイズアップを狙い、福蝉や真福蝉をキャストし続けましたが、
数回あった大型ブラウンのバイトはものにできずタイムアップ。
それでも、
雄大な支笏湖の自然の中で釣りができ最高のリフレッシュになりました。
いよいよ暑さが増してきた北海道。
次はどの川で福蝉や真福蝉を浮かべようか考えながら帰路につきました。
〜タックルデータ〜
【ロッド】 Blakiston806mh4
【リール】 SHIMANO TWINPOWER C3000MHG
【ライン】 VARIVAS Super Trout Advance [Sight Edition] 8lb
【ルアー】 福蝉、真福蝉
D3フィールドスタッフ
仙北谷祐輔