『待望の尺山女魚』 D3仙北谷祐輔

『夏山女魚 一里一匹』

 

古くからそう言われるほど、一尾の価値が上がる盛夏のヤマメ。

さらに尺山女魚となるとそのハードルはさらに高まります。

 

段差であればヒョイッと超えられそうな「30.3㎝」という高い壁を越えようと

毎シーズン、里川から苔生した深い森、山岳渓流にまで足を運んでいました。

 

今年はシーズン序盤から各河川でコンディションのいいヤマメが釣れていて

尺上に対する期待感は上がっていました。

そんな中、スタッフの鈴木君と新規開拓となる河川へ向かいました。

長い樹齢を感じさせる巨木委が連なる河畔林を抜け入渓すると

凛々しいヤマセミが高速飛行で迎えてくれました。

夏の陽射しが川底の玉石を照らしており、透明度の高さが伺えます。

深呼吸を数回し期待を胸に上流へ向かいます。

 

倒木の入り込むポイントで

ダリア45Sをストラクチャーに沿わせるようにリトリーブするとヤマメがヒット。

美形のヤマメをカメラに収め

さらに進むと傾斜した木が大きな日陰を作っているポイントが見えてきました。

 

特段、深さはなく膝下程の緩やかな流れの中に、小岩がポツポツと点在。

直アップにロングキャストし、ダリア45sのホットオレンジを引くと、

枯れ葉を拾ったようなずっしりとした感触。

もはや自分の右腕と化したエクルージョンとともに重量感のあるファイトを制し、

ネットに収まったのは太さも体高も申し分ない最高のコンディションのヤマメ!

メジャーを当てると31cm。尺ヤマメでした。

サビ1つ無く綺麗な体躯に独特のパーマークが際立つヤマメに

しばし見惚れてしまいました。

リリースの際には名残惜しさも感じましたが、元気に流れに戻っていきました。

 

 

鈴木くんにも綺麗なヤマメが釣れ2人で喜びを分かち合い、大満足の釣行。

また、今回のヤマメ釣行とダリア45sについては

「鱒の森」でも詳しく取り上げていただきました。

 

これからは釣りとキノコの楽しいシーズン!

体調管理を怠らず秋を満喫しようと思います。

 

〜タックルデータ〜

 

【ロッド】  Blakiston511eエクルージョン

【リール】  ABU Cardinal33

【ライン】  VARIVAS Double Cross PE 0.6号

【リーダー】 VARIVAS EXTREME SHOCK LEADER 6lb

【ルアー】  ダリア45s

【ネット】  Branchline ランディングネット

 

D3フィールドスタッフ

仙北谷祐輔

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