荒川大悟
一度目。
最下流から入ってみました。
初めて訪れる沢は、ブラキストン408ULにダリア45SSで状況を把握していくのが、自分なりのスタイルです。
すると、アマゴかいくらか相手をしてくれたので、
少しずつ上流を開拓していくと上流にはイワナがいて、
もう一つ枝沢を発見。
また次回はここから先を楽しみにし、この日は帰路につきました。
二度目。
枝沢から釣りを開始します。
イワナが中心となり、ダリア45SSをくわえ、ロッドを曲げてくれました。
釣り上がるにつれ、水量がかなり乏しくなり
『 引き返そうか・・・』と考えはじめた辺りから、
ちょっとした場所のいくつかで、何度か目を疑うような魚影を確認。
しかし、気配に気づかれたり、一度しか追ってくれなかったり、
最後にはバラしてしまい、次回の課題としてこの日は帰ることになりました。
三度目。
全日に雨が降り、状況は悪くないはず。
そう考え枝沢へ出かけると予想通り水の状況がよい。
“ 三度目の正直 ” を信じつつも、
“ 二度ある事は三度ある ”という可能性にも少し不安を感じました。
ロッドは信頼のブラキストン408UL。
ダリア45SSは、前回までイワナカラーを使っていたものを、
今回はやや派手な色の入った実績のTSカラーへ変えてみて、
再チャレンジしました。
なんとなく魚が付きやすいポイントはイメージできており、
同じポイントから同じようなイワナが出てきてくれました。
その中で、前回気配に気付かれてしまったポイントで、
色艶の良い、この沢としては驚くようなイワナがダリアを襲いました。
流れの中で記念写真を撮らせていただいて、丁寧にリリースしました。
清々しい夏の一日でした。