夏の風物詩の尺ヤマメ。
ここ数年は仲間の釣果を羨ましく思いながら釣果を聞くばかりだった。
今年は雨が少なく、解禁から仲間も苦戦を強いられているようで
「一雨降れば」
とみんな考えているところだ。
天気予報では30℃を超えそうなので型のいいヤマメの顔が見られればと考え、
少しでも水量の安定している渓流を歩いてみることにした。
数河川に目星は付けており、車を走らせていくがやはり水量は少ない。
橋の上から覗き込み、それまで見た流れよりも水の状況が良いように見えた河川に入ることにした。
そのままロッドを組み下流の入渓ポイントから川へと下りてみた。
流れに勢いもあり、水温も高くないようですぐに新子ヤマメが歓迎してくれた。
少し進んだところで20cmを超えるヤマメが釣れ、
エゾイワナも混じって楽しい時間を過ごしていた。
水深のあるポイントではバルキッド40Sをキャストしてみる。
ボディバランスが良いから飛行姿勢が安定し飛距離がでる。
安定感抜群の泳ぎも思ったところでヒラを打たせられる。
そのままトゥイッチすると底を叩いてしまうため、
ロッドを上に弾いてヤマメにしっかりとヒラ打ちでアピールしていく。
すると弾いたロッドティップが絞り込まれた。
川底でローリングを繰り返し、こちらに寄ってこない。
今日一のヤマメなのは、伝わってきた手応えから感じ取られ、
一気に緊張感が高まった。
浅瀬で横たわったのは、
パーマークが縦に伸びコンディション抜群、久しぶりの尺ヤマメだ。
その後も型のいいヤマメやエゾイワナと遊ばせてもらい出来すぎの釣果。
車へと戻る道すがらは、
真っ直ぐに伸びた稲穂がなびく風も追い風となり、
足取りも軽やかに進んでいった。
ロッド ブラキストンBKT-500L
リール セルテート2004CH
ライン VARIVASスーパートラウトダブルクロスPE0.8
リーダー バリバス トラウトショックリーダー6 LB
ルアー バルキッド40S・ダリア45S
D-3フィールドスタッフ 本間一樹