『ライトウェイトなシューズのソール交換①』からの続きです
前日製作したソールですが、
貼り付けた踵を 純正品のように外に出してしまうと
また引っ掛けたり、劣化で踵を失う恐れがあるため、
僕はこの手のソールはミッドソールとして中に入れてしまうのをお勧めします。
①このように、踵部の厚みはミッドソールを追加することで再現します。
こうすると踵のみを失うリスクは解消できます。
②内側に貼った踵部のフェルトを、
カッターやグラインダーを使い ► 斜めにカットします。
③ このように土踏まずの部分からぴったり合うように慎重に調整します
④ 以前のブログで紹介した、シムスのG4と同様に接着しやすいように
フェルト外側にV 状のカットを入れて屈曲性を良くします。
⑤ 合わせてみるとこんな感じ。ぴったり合うように調整します。
⑥ さらに、足裏の追従性を上げて対滑性能を上げるため、
フェルトの厚みの半分ほどまでこのようにキューブカットを入れます。
※底まで切るとフェルトが取れちゃうので、切り離さないように慎重に。
⑦ 端折ってしまいましたが、
ステンやユニクロのビスを使用してスパイクを打ちます。
フェルトの厚みが10㎜~13㎜ほどなので、
前半分は13㎜のビス。踵は16㎜のビスをドライバーを使用して打ち込みます。
⑧ 履いて踏み込むとフェルトが潰れますので、
ビスの先端は出すぎないようにします。
※ ビス先端が少し見えてる程度で十分です
⑨ 抜け防止の為に、内側のビスの周りを瞬間接着剤で固めます。
⑩ 踵側はフェルトが厚いので少し多めに垂らします。
今日はここまで。 ソール交換③に続きます
D3福士知之