今期、マイナーチェンジ発売されたBKT608ML-OH。
渓流から海のカラフトマスまでと、
このロッド1本でカバー出来るフィールドはかなり幅広いため
渓流でいきなり60㎝を超える大型の魚が出たときにも余裕で対応できる
「オールマイティー」という言葉がピッタリくるロッドだ。
前モデルからの変更点はグリップ部のみ。
リールシートの形状と位置が20㎜ほど上がり、
より握りやすくなってキャストフィールがかなり良くなった。
その20㎜の支点の変更の効果は高く、
渓流のピンポイントキャストも決めやすく
前モデル以上にロッドの長さを感じさせない。
ファイト時は608らしく綺麗に曲がるベンドカーブで、
魚のサイズを問わず1匹とのやり取りを存分に楽しませてくれる。
そしてこのロッド最大の魅力はフッキングの良さ
ワンアンドハーフ設計のしなやかでトルクフルなブランクのおかげで
ショートバイトもしっかりのせてくれる。
僕の使った感じではブラキストンシリーズの中でフッキングの良さNO.1。
近年、ハイプレッシャーなフィールドが多くなってきている。
スレきった魚の小さなアタリもしっかりモノにしていきたい。
そんなアングラーには是非お勧めしたい1本だ。
D3 フィールドスタッフ前田洋一