今回はBKT-608MLOHです。
ブラキストンシリーズの中で最も汎用性が高く、
『 1本の竿で、できる限り色々な釣りをしたい』
というならば、このロッドが向いています。
【 BKT-608MLOH (スピニングモデル) 】
長さ 6ft8inch
ライン 6~ 12lb
ルアー 5~ 23ℊ
セクション 1&ハーフ 2ピースモデル
ロッドウェイト 107g(※天然ウッド&コルク使用のため数gの前後があります)
仕舞寸法 161.5㎝
付属ケース寸法 165cm
シリーズの中で最も粘り強くトルクのあるブランクなので
軽量な蝉ルアーや小型渓流ミノー、そして140㎜クラスのロングミノーまで、
色々なルアーを使いまわせる万能竿です。
グリップ側にジョイントがある1&ハーフという長さ違いの2ピースブランクです。
ロッドが最も曲がる部分にジョイントが無いので、
負荷に応じて非常にキレイなベンドカーブで力を受け止めます。
そのかわりに、仕舞寸法が160㎝ちょっとありますので、
分割しても、ほぼ6ftの1ピースロッドと変わらない長さです。長いです。
コンパクトさとは無縁ですが、この仕舞寸法を許容範囲とできるのであれば
自信をもってお勧めできるロッドです。
現在は2代目なのですが
昨今のリールにあわせてグリップセクションのみの仕様変更をしました。
支点が変わったので旧グリップよりもロッドがシャープに感じられると思います。
ガイドサイズも1サイズ大きくしたかったのですが、
ガイドサイズを上げるとティップ先端側の重量が増えてしまい
どうしてもロッドの返りが悪くなるので#1(ティップ側)は変更していません。
キャストでのマストウェイトは15g前後ですが、キャストの際にも
ティップ側からバランスよく曲がるので3ℊ台の福蝉から20ℊのスプーンまで
ルアーウェイトに応じてストレスのないキャストができると思います。
30㎝クラスの渓流魚から、本流や湖沼での大型を相手にしても
気持ち良いほどきれいなベンドカーブで受け止めファイト出来ます。
『バレる気がしない』とか『安心感がある』
と愛用してくれてる方から言われますが、このロッドの最大の特徴だと思います。
ラインはPEラインのほうが向いているのではないでしょうか。
リーダーは8~12lbクラスで長くても50㎝程度までの短めがいいと僕は思います。
608MLOHはシャープな振り心地で粘り強いというエポックなロッドです
次回は生産上りが遅れてしまっているBKT-706M4です。