今回はソルトウォーターラインの
ブレイヴェストシリーズの2機種について。
【 BKT-BR96MH 】
長さ 9 ft 6inch
ライン MAX-PE 2号
ルアー MAX-42ℊ
セクション センターカット2ピース
ロッドウェイト 176g(※接着部材やアーバー等により個体差があります)
仕舞寸法 149㎝
【 BKT-BR103H 】
長さ 10 ft 3inch
ライン MAX-PE 2.5号
ルアー MAX-65ℊ
セクション センターカット2ピース
ロッドウェイト 234g(※接着部材やアーバー等により個体差があります)
仕舞寸法 161㎝
両モデルとも軽量&HIトルクブランクHt3Xを使用し、
パワーキャスティングゲームを想定したトルクフルな遠投モデルです。
【 BR96MH 】は、海サクラ&海アメマスのキャスティングゲームから、
支笏湖・洞爺湖・屈斜路湖など湖のジグミノーやメタルジグの遠投に向きます。
MAXウェイトはメタルジグの42g、マストウェイトは28ℊ~30gに設定してます。
ルアーで考えるとフルベイトやフルベイトシャープが丁度よいですね。
そして120~180㎜クラスのロングミノーで海サクラを狙うにも長けています。
冬季の湖でロングキャストで釣る場合、僕はこの96を使用してます。
ガイド径が大きいため太いナイロンラインを使用していても糸抜けが良く、
多少ガイドが凍っても指先で氷を弾きやすいのでストレスを大軽減できます。
96の長さで見た目はゴツそうですが振ってみると驚くほど軽快です。
海サクラマスやアメマスのミノーイングに向くというのも、
この軽快さとフッキング後のバレにくさが特徴だからです。
ミノーのジャーキングで釣りをする方は、顔横や背中などのスレ掛かりも
頻発しますけど、そういう変な掛かり方をした際のファイトでも、極端な反発力で
ガクガクとしたファイトにならず、ギューンと追従しながら踏ん張りますので
口切れなどによるバラシが少ないと思います。
なので磯場をメインとする人にはマストなロッドではないかなと僕は思います。
【BR-103H】は、使用されている方が望んだとおり完全に遠投仕様の設計です
同じヘビーアクションの旧モデルBKT-SW100Hとは違い、
とても曲げやすい仕様になっています。
『とにかく遠くにブン投げて、広い範囲を一気に探りたい!』
そんな道産子気質に合わせて作ったロッドです。
僕も日本海で「なんだ…魚あそこなんだ…」ということを毎年経験するので、
その状況下でも射程圏にとらえるため、楽に遠投できるロッドに仕上げました。
旧モデル100Hでは、しっかりロッドを曲げれる人は飛ぶのですが、
そうでない人には少々疲れてしまうロッドでした。僕もそうです。
なので、このブレイヴェスト103Hではロッドエンドを長く設定し
強制的に正しいフォームでロッドを振れるようにしてあります。
簡単に言うと楽に遠投できるようなアクションに設定してあります。
MAXウェイトは65ℊ。最も遠投の利くマストウェイトは40g~45ℊでしょうか。
とてもパワー&トルクのあるロッドですが、
スロー気味のレギュラーテーパーなので96同様に一度フッキングしたら、
バレにくいアクションです。
『ブレイヴェストでもっとヘビーなのはやらないのですか?』
と、いわれるのですが、
しっかりやってますので楽しみにしていてください。
D3福士知之