今年の北海道は4月下旬まで肌寒い日が続き、
標本木としている庭の桜も昨年より1週間ほど遅れて見頃となりました。
山菜採りで入山する時も厚手のアウターを羽織ることがしばしばありましたが、
そんな中でも山菜たちはたくましく芽吹いており、
行者ニンニクをはじめ、
ミツバ、葉ワサビ、スドキ、ウドetc…山の幸を堪能しました。
5月に入り、沢の雪代もすっかり落ち着いたため、
釣り時々山菜のセット釣行を敢行。
うららかな春の陽気のなか、
今シーズン復刻となったダリア45sを結び小渓流を釣り上がります。
狙いの蝦夷岩魚が健気にルアーを追ってくる姿や、小さくとも綺麗な体色に癒され、つい「お前も綺麗だなぁ」などと呟いてしまいます。
それと同時にダリア45sのレスポンスの良さを実感。
昨今の水量不足を鑑み復刻となった軽量モデルなので、
膝下ほどの水深が続くようなフィールドではルアーの立ち上がりの速さが活き、
狭隘なポイントでもスペースを最大限に利用しアピールできます。
また、ダリアの代名詞であるブリブリアクションも健在で、
この日はアピール系の#11Ch-Bom(チャートボム)が
たくさんの蝦夷岩魚を連れてきてくれました。
「大岩魚にどうやって食わせるか?」
ではなく、
蝦夷岩魚の無邪気な反応をのんびりと楽しむ釣りもとても心地よく、
たまにはこういう釣りも良いものです。
綺麗な蝦夷岩魚に満足しながら川を歩いていると、
昨年のウドの枯れ木がチラチラと目に入ってきます。
この日は釣りをメインに入渓したはずなのに、
山菜という獲物が視界に入ると斜面の方にチェイスしてしまう自分笑
この川の蝦夷岩魚のような自分の姿に笑ってしまいます。
KAIDOアクティブヒップバッグⅢにちゃっかりと忍ばせておいた小型ナイフ。
柔らかくて食べ頃のウドを数本頂き、川原のミツバを採れば脱渓準備完了!
ロッドとナイフ、
どちらを長く握っていたかはあえて考えない様にしながら帰路につきました笑
北海道の春蝉が鳴き始めるまであと僅か。
福蝉のフックを交換しエキサイティングなシーズンに備えよう!
〜タックルデータ〜
【ロッド】 Blakiston511eエクルージョン
【リール】 Daiwa CERTATE FC LT2000S-H
【ライン】 VARIVAS Double Cross PE 0.6号
【リーダー】 VARIVAS EXTREME SHOCK LEADER 6lb
【ルアー】 ダリア45s
D3フィールドスタッフ
仙北谷祐輔