6月7&8日に行われたサッポロルーフェスタの搬入前日に
蝉ルアーでのシーズン始めに行ってきました。
シーズン初日は支笏湖で。と決めているので
いつものようにのんびりとスタート、、、、とはいかず
この日は日差しがたまにありつつ、雨が降ったり止んだりの不安定。
そのかわりに、波は均等な方向に小さなウネリが続く良い感じでした。
釣り座を決め、湖岸の岩を選んで腰を掛けるいつものスタイル。
僕は、基本的にポイント移動はせず
『今日はここ』と決めたら、
10時~15時まで動きません。(朝も遅いんです)
釣れなかったときは
『今日、ここを選んだ僕の負け』
と、昔から割り切って釣りをしています。
実際、釣れる時はどこにいても釣れると思いますので。
今日のタックルはBKTー806MH4にナイロン8lbを巻いてます。
プロトルアーのテストもあるのでスナップを使用してますが、
お勧めはナイロンラインを蝉ルアーに直結して、
BKT-706M4あたりが頭上の木の枝なども気にならないので良いと思います。
ラインはVARIVASトラウトアドバンスビッグトラウト8lb(1.5号)
支笏湖ではもっとも信頼のおけるラインです。
何の反応もないまま昼を過ぎて、あと1時間くらいかな
と考えていた時に、
浮かべていた福蝉の目の前にベージュ色の背中が浮いているのが見えました。
しかもかなりの大型。
そう、支笏湖の大型は蝉を判断する際に
ルアーの目の前に背中を水面から出そうなほど浮いてきて
真横からジーっと眺めてルアーを判別します。
軽く見積もっても80㎝は超えるであろう大型でしたので
『奴は見切るだろうな…』と最初は冷静にいましたが
ウネリもあったので、消えて現れるを2回ほど繰り返します。
2回目に『これはもしかしてあるかも…』と色気を出しはじめ、
3回目に『これで食わないなら次は1アクション入れるか?』と迷い、
悩みながら “ツン…” という小さく静かな波紋を立てると、
ギュン!と加速して深みへ消えていきました。
『だよね (笑)』と20年以上も同じことを繰り返している自分が笑えます。
超大型はアクションを入れるとだいたい居なくなってしまいますよね…
その後、30分もしないうちに、福蝉の方に目を向けると
今度はシルバーメタリックの魚体が、
同じようにルアーと水平に睨めっこしているのが見えました。
『いい魚だけどさっきのより一回りくらい小さいね』
と思っていると魚が翻るのが見えて福蝉が消えます。
水面直下で銀色が大きく光ったのでアワセるとなかなかの手応えでした。
ナイロンですからバレる心配は小さいので慌てず騒がず静かに寄せていきます。
回遊型らしい少しスリムな魚体をランディングし、
クローム色のブラウントラウトをネットの目盛りで計測すると74㎝ありました。
僕の支笏湖での蝉ルアーの記録更新です。
その前のベージュ色は…と思うと
釣り人は欲深いですね
プラチナブラウンとも称されるメタリックの回遊型は久しぶりでした。
ルアーフェスタなどのイベントをひと通り終えた翌週。
あのベージュ色の大型を狙ってやろうと勇んでみると、
開始して一時間ほどで小さなベージュ色のブラウンがヒットしました。
40㎝台ですが、支笏湖の1尾は他所より嬉しいです。
その後、友人と午後まで粘るも大きな魚を見ることはありませんでした。
水温が上がるので、6月いっぱいで僕の湖での蝉の釣りは終了です。
次は河川でのトップ遊びですね。
河川の場合は湖よりもルアーが騙しやすいので比較的容易な釣りができます。
何かの機会に、蝉ルアーでの釣りをすべてまとめてみようと思います。
【タックル】
ロッド BKT-806MH4
リール DAIWAイグジストPCLT2500
ライン VARIVAS トラウトアドバンスビッグトラウトナイロン8lb
ルアー 福蝉アワビ黒
D3 福士知之