前田洋一
D- CUP当日はスタッフとしての作業があるため釣りに参加できない。
そこで前入りした僕は「調査」という名目でロッドを持って支笏湖に立った。
波も無く気温も低い。
本命の福ゼミでスタートするとウグイが頻繁にアタックしてくる。
シャローにも小さなアメマスが群れていて、
軽量ルアーをキャストすると常に複数匹がチェイスしてくる状態だ。
これでは大型が出る可能性は低い。
明日の打ち合わせもあるため時間が限られている・・・
『せっかく来たのだからなんとか爪痕くらいは残したい…。』
そう考え最終手段として繋いだのは140mmのミノーだった。
フルキャストして2・3回アクションを加える。
ストップさせた瞬間に待望の大きなアタリがあった。
沖に向かって突っ走るファイトを慎重にいなし、
ネットインしたのは良型のブラウン。
気持ちよく大会当日のテント設営もすすんだ。
しかし、あのミノーに食った魚の少し後。
福蝉に浮上したものの喰わせそこねた超大型のブラウン…
あれを近いうち必ず…。