昨年は絶不調だった道東の海サクラ、
今年は例年通り釣れていると聞き、早速サーフに向かった。
まだ薄暗い中、目当てのポイント向かうと
平日とは思えないほどの釣り人が並んでいる。
あとから聞いてみると1番良いポイントに入っていた人は
前日からその場所に立っていたそうだ…
夜明けを待ってキャスト開始。
30分ほどすると河口の辺りからパラパラと魚が上がり始める。
しかしそのほとんどがスレ掛かり。
接岸して時間が経った魚が多いらしく、全く口を使わないようだ。
周囲の釣人を観察していると、ヘビーシンキングやロングミノーを使い、
激しいジャークを繰り返している人がかなり多いのは、
スレで掛かることを承知しているようだ。
「この食い気のない魚達の中から、しっかり口を使わせ掛けたい」
と思い、フルベイトの色を変えサイズを変え、
リトリーブスピードやアクションにも変化をつけながら様々なパターンを試す。
なかなか厳しかったが数時間後に待望のヒット。
フルベイト85㍉のオイルブラック。
やはりスレッ枯らしにはデッドスローリトリーブが利く。
集中し続けていたためなのか
達成感とともに同じ位の疲労感も込み上げてきたので直ぐに終了。
今期から使用している ブレイヴェスト96MH。
しなやかなティップセクションと強靭なバットセクションが特徴で
小さなアタリも弾かず軽量ルアーでも遠投が可能だ。
追従性が高いので波打ち際での攻防戦も安心感があり、
太平洋のサーフにピッタリのロッドだと思う。
この日たった1回のチャンスをしっかりモノに出来たのは
相性の良さの証明だと思う。
D3フィールドスタッフ
前田洋一