ライトウェイトなシューズのソール交換①  D3福士知之

友人のリバレイのウェーディングシューズ。

軽量で水抜けが良い快適だそうです。

この手のウェーディングシューズの欠点は踵のフェルトが後貼りのため

『いつのまにか踵が無くなってた。。。』

と、いうことがたまにあります。

今回の友人のシューズもそうでした。

この上から踵だけ貼り付けてもまたすぐに剥がれますし、

爪先の削れやソールも減っているので、短所を補いながらカスタムします。

 

 

【 作業開始 】

①先ずは減っているフェルトソールの剥離。

古くなっていると、けっこう手で剥がれていきます。

 

 

 

②ボンドがくっついているところは無理に剥がさず

カッターで接着剤を切りながら慎重に進みます。

 

 

 

※ “このような 樹脂パネルの入っているシムスだけ ”

一気に剥がせたりもしますが、

ミッドソールを傷めると面倒なことになり高く付くので慎重に剥がしましょう。

 

 

③キレイに剥がすとこんな感じです。

 

 

 

 

④ 抜けにくい一般的なスパイクです。

フェルトに ~ 状 のカッティングも入っているので歩きやすいでしょうね。

 

 

 

⑤ 剥がしたソールを使用して新しいフェルトにソールの型取り。

 

 

 

⑥ 全体の型取りが終わったら、旧ソールの踵をカットして踵部の型取り。

※踵の作業が分かりやすいようにあえて色違いのフェルトを使いました。

 

 

 

⑦ 踵になる部分にセメダインボンドG17をタップリと塗布して1時間放置

 

 

 

⑧ 1時間ほど乾燥させたらボンドを塗布した個所を軽くハンマーで叩いて

フェルト面を平滑にします。

※ここが接着面になります。

 

 

 

⑨  このような状態になれば OK です。

 

 

⑩ ⑨で作った両方の平滑面に再びボンドG17を大量に塗布して1時間放置。

 

 

 

⑪ ボンドを塗布した面が、手で触ってガムテープのような状態になったら、

踵を合わせてハンマーで力いっぱい圧着。

 

 

 

⑫ クランプなどで挟んで、1日放置して完全に乾燥させます。

 

 

 

今日はここまで。【 ②に続きます。 】

 

D3福士知之

 

 

 

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