逃した魚はいつも大きい。
古より伝わる言葉というのはどれも信憑性があります。
アングラーならば必ず自分しか証言しようのない逃した魚がいるのではないでしょうか?
すっかり北海道は真冬になった。
釣り方も変えていかなければ魚に出会えなくなる。
この冬は早速逃した大きな魚がいる。
川の表層を意識しなくなり始めたブラウントラウトは手強かった。
盛期に、ミノーや蝉で誘い出してたやり方が全く通用しない。
そこで色々と試した結果、ダリア75Sを狙うポイント2m上流にキャストし
そのままルアーを沈めながらドリフトさせる。
それが、この時期の答えだった。
ノーアクションでエサを流し込むかのごとくダリアを下流へ送り込む。
きっとこれが効くのは、75Sのフォールの仕方や速度にあるのではないか?
と考えた。
このミノーの愛用者ならわかるだろうが、
いやらしい速度で、ヒラヒラとボディーを左右に揺らしながら落ちてゆく。
さらに少々ファットなので、
よくある薄いボディのシンキングミノーよりも沈下速度が遅い。
この操作方法をイメージとおりにポイントを通過させると、
“ グンッ! ” と何かに当たったようなアタリを感じた。
間違いなく、この川らしい体色の巨大なブラウントラウト。
特有のゆったりとしたブン!ブン!という体全体をウネらせる姿に脳みそはスパークしていた。
次の瞬間、スナップからルアーが切れた。。。
ずっと狙っている80cmオーバーの千歳川の本流ブラウン。
もしかしたら実際はそれよりも小さかったのかもしれない。
けれども、手元に収めれなかった魚に、
結び直しをしてなかった後悔をしてる自分が今もいる。
逃した魚は2018年も大きかった!
に違いない。
後日、
納まりが付かず石川氏、SABER TIGER 水野氏と共に上流部へ行って
なんとか53cmのブラウントラウトをキャッチして釣り納めが出来ました。
写真はダブルヒットした2匹のトラウト。
2018年も、ありがとうございました。
来年も本業のGYZEに全力を出しつつ
北海道の釣りも楽しみたいと思ってます。
Ryoji