雲ひとつない晴天のもと、
翠緑息吹く渓谷へ仲間とともに足を運びました。
「万が一ヒグマに遭遇してしまった時のリスクを少しでも減らそう」と
V字渓谷の谷底に陽が差し込む時間を見計らって入渓します。
河原には瑞々しい鮮緑の蕗が立ち並び、幾度となく誘惑に駆られますが、
「まずは良型1本。」
と自分に言い聞かせ先に進みます。
次第に太陽は高度を上げ、同時にエゾハルゼミの大合唱が始まりました。
今や遅しと出番を待っていた福蝉を結び、
程よく流れが効いている小プールに投じると、激しく水面が爆ぜる!
今シーズン初のトップへの反応に興奮し早合わせをしてしまったのか、
本物の蝉さながら宙を舞い、逃亡に成功する福蝉…(笑)
こういうシーンも含めてトップウォーターのエキサイティングな楽しみです。
その後は、蝦夷岩魚や小ブラに遊んでもらいながら、
折り返し地点のプールに到着。
d3カスタムスプーンを結びボトムを転がすイメージで引いていると、
明確な手応えが手元に伝わりました。
太陽光の届きにくい流量あるボトムでも、
オリジナルエッジ加工が確実に光を捉えアピールしてくれたのだと思います。
とびきりの大型はキャッチできませんでしたが、
同行してくれた仲間からも大きな刺激を受け、
釣果以上に得るものがある釣行になりました。
これから盛夏を迎える北海道。
新たにラインナップに加わったジョイントダリア60sとともに、
メモリアルな1尾を求めて釣り歩きたいと思います。
D3フィールドスタッフ
仙北谷祐輔