今年は札幌ルアーフェスタが4月中旬に開催され、
皆様の釣りに対する熱量をビシビシと感じました。
この春は、
「とにかく大きな魚を釣りたい!」
その思いで毎週支笏湖に通いましたがそう簡単にはいかず。
大型ブラウンをかけるもボトムから浮いてこずフックアウトしてしまったり、
回遊型の良型に散々走られた結果、沈み木に巻かれてしまったり、
とにかく悔しい釣行を繰り返していました。
(10年も使った思い入れのある福蝉をロストしたショックも大きかったです。)

意地で通ったポイントも季節の移ろいと共にウグイが占拠するようになり、
一旦春の支笏湖に区切りをつけた僕は、
穴の開いたような心でブラウン河川へと足を運びました。
良型を狙い、スタッフの鈴木君と2人で川を歩きましたが、
40台が1本出ただけでそれほど状況は良くなく、深追いせず区間を変えることに。

選択肢として、AとB、2つの区間を提案し、Aの区間に行こうと車へ戻ります。
しかし、Bのポイントは停車位置からほど近く、まだ昼前だったこともあり、
鈴木君が入った事が無いというBのポイントへふらっと寄り道することに。
流れの押しが強い区間なので、一歩一歩確実に踏みしめ川を切って進みます。

程なく、大岩を流れが打ちつけL字に屈折したポイントへ。
過去に福蝉で良型をかけた事のあるポイントなので、2人で色々なアプローチを試みるも無反応。
最後に、2つの大岩の間に流れが吸い込まれているスポットに直ダウンでジョイントダリア80sを通すと、大きな魚体がギラッと光り、ロッドに重みが乗りました。
「よし!デカい!」
鈴木君にアピールするように声を出すと、フッとテンションが抜けルアーが宙を舞い戻ってきました。
支笏湖での悔しいバラしに続いて
「川でもか...」
と思わず天を仰ぎました。
しかし、良型を確認できことで、
様子見だったはずのこの区間を更に釣り進むことに決めました。
数年ぶりに歩くこの区間は、大岩や切り立った崖が多いため、
流れの変化はそれほどなく、以前の記憶通り。
連続する大淵を2人で変わり代わり打っていきますが、目立った反応は得られず、
「Aのポイントに直接向かった方が良かったか…」
と脳裏をかすめた時でした。
グググッっとbkt608mlのティップが絞り込まれました。
すかさずロッドを跳ね上げると、締めていたはずのドラグを悠々と出しながら流芯へと疾走する大きな魚体。
薄緑色の流れの中、太陽光を反射したボディーが輝いて見えたため、一瞬アメマスかと見間違えましたが、近くまで寄ってきてブラウンだと確信。
絶対にバラしたくないサイズのブラウンに緊張感が高まります。
寄せては走られを何度も繰り返し、
ランディングネットに収まることを拒否する大型ブラウン。
ファイトに時間をかける程、ラインやフックの心配が増してきますが、普段から使い込んでいるタックルを信じ、最後は一段下のプールの浅瀬に寄せてハンドランディング!
威風堂々とした巨体を手に鈴木君と歓喜のハイタッチ!
丸太のような体躯に、立派な鰭が見事で、重厚なファイトにも頷けます。

メジャーを伸ばすと全長74cm。
長さも太さも一級品のブラウンですが、
このサイズは酸欠によるダメージも大きいため、
水から出さないようにラバーコートのランディングネットに収め、
酸素量豊富な流れに横たえ回復させます。
その間に撮影場所を設定し、ブラウンの回復を見計らい撮影開始。
コンディションも抜群で、これ以上ない最高の1本に沢山のシャターを切りました。

ヒットルアーはジョイントダリア80sカジカカラー。
WEB限定のこのカラーはマッドで凹凸のある質感が特徴的で、
川カジカの保護色が再現されています。
清流では底石に同化し見失う程ですが、
ヘッドのマーカーが目印になり、使い勝手も良いので、
アピール系のカラーに反応が悪い時はぜひ使ってみてもらいたいカラーです。
悔しい釣行が続いた今春でしたが、最後に嬉しい1本が出てくれたので、これからは気持ち良く夏の釣りを楽しめそうです。
次はどんなトラウトを狙おうか。夢は膨らむばかりです。
〜タックルデータ〜
【ロッド】 Blakiston608ml
【リール】 SHIMANO TWINPOWER C3000MHG
【ライン】 VARIVAS MaxPowerPE 0.8号
【リーダー】 VARIVAS EXTREMESHOCKLEADER 8lb
【ルアー】 ジョイントダリア80s#BL3-KJ(カジカ)
【ネット】 Branchline ランディングネット
D3フィールドスタッフ
仙北谷祐輔