コルクの補修。

氷上ワカサギ や 海サクラマスの釣果もあちこちで聞こえてますね。

海サクラでは『小桜ばかりだよ…』こぼす方もいますけど60UPも出てます。

フルベイトで釣れたと聞いたのですが、

インスタグラムで今シーズンは海サクラ限定のフォトコンテストを開催中ですので

ハッシュタグで #フルベイト #fullbait を付けるのを忘れないでくださいね。

 

 

さて、渓流などの淡水の釣りしかやらないという方。

シーズン前にロッドのコルク部分を自分で補修してみませんか?

昔からある専用パテでの補修ですけど、ビギナーの方は新鮮だと思います。

 

コルクグリップは、コルクが枯渇してきて昔のようなグレードのものが手に入らなくなってきてます。

コルクのグレード表記ではAが多いほど質が高いのですが

昔のAグレードが、今ではAAAグレードくらいの感覚です。

良いコルクを使うほどロッドが高くなるので僕らも悩みどころです。

 

 

コルクは天然素材ですので、

グレード問わず多かれ少なかれ、もともと隙間あ穴が入っています。

この部分をパテやコルクの端材で詰めてグリップは成型されてます。

ですので、

コルクグリップは使ってるとパテ部分が剥がれたり摩耗しこんな風になります。

これを、パテで補修するのですがとても簡単な作業です。

 

 

 

 

 

 

 

釣具店で販売されてるコルクグリップ専用のパテではこれが一般的です。

ジャストエースさんの補修用パテ。

こちらは色が白っぽいコルクグリップに合う色味です。

ブラキストンでいえば、トリロジーのグリップにはこっちの色が合います。

 

 

 

今回使うのはこちら。

エルマーズの木工修正用パテ。

色は ゴールデンオーク。

ジャストエースさんのものよりも少し色が濃いので

通常のブラキストンシリーズにはこの色のほうが合いますね。

色違いの三種類を練り合わせて調整することもありますが、

通常ではこのままで十分です。

 

さて、作業です。

写真を撮り忘れたのですが、

最初に、ロッドの黒い汚れを台所用洗剤とスポンジで

食器を洗うように洗浄します。

大概の汚れはこれで落ちます。

 

 

 

先ずは準備。

先をカット。

最初から大きくカットしないように注意です。

理由は、次に使用する際には間違いなく乾燥で出来た固まりが詰まってます。

その時に口部分を再び大きく切らなくてはならないので、

最初のうちは絞った際に出るギリギリのサイズに口を切っておきます。

 

 

 

 

 

① 穴の部分にパテを盛ります。

 

 

② ヘラで押し付けながら平らにします。

※ヘラはなんでもいいです。

 

 

③ 同じ作業を繰り返し、気長にすべての隙間を埋めます

ハミ出していても、あとで紙やすりをかけますので気にしなくて大丈夫です。

このまま一日放置して完全に乾燥させます

 

 

④ 完全乾燥したら紙やすり#600~#800くらいでしょうかね、

小さく切ったもので慣らします。

このとき、ウッド部分や金具部分に傷をつけないように気を付けてください。

心配な方はマスキングテープで ウッドや金属部分を保護しておくとよいです。

 

 

⑤ こんな感じになります。

 

 

 

⑥ 完成

たったこれだけです。

 

 

 

やっぱり手入れのしてある道具はいいですね!釣れる気がします!

 

実際、仕事でも遊びでも実績のある人は道具を大切にしてますよね。

スポーツ選手や職人は特にこだわります。

釣果の上がらない方、道具を粗末に扱っていませんか?

 

 

 

厳寒期の北海道は、まだ河川は一休みといった感じなので、

今のうちにロッドからシューズまで、

自分の道具を手入れしておくのはいかがでしょうか。

 

 

D3 福士知之

 

 

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