前回のレポートに引き続き、今回もリリース予定のルアーを紹介しようと思う。
今回はこのジョイントダリア。
ジョイントルアーと言えばラパラのCDJシリーズを思い浮かべる人が多いだろう。
あのルアーがロングセラーであり続けるのは、
この類のルアーはアピール度が高い為、誰でも容易に扱え、
そして難しいアクションを入れずとも良く釣れる。
という理由なのではないだろうか。
ベイトの代表格「ドジョウ」に酷似しているため、
マッチザベイトを意識するアングラーにとっては必須のルアーだろう。
そして、艶めかしいアクションは、魚だけではなく釣り人も魅了する。
この秋にリリースされる【ジョイントダリア】は、
その良いところを全て兼ね備えているのは勿論の事、
CDJシリーズよりもリップが少々鋭角でフロントヘビーなため為、
沈下速度が速くなっている。
なによりも北海道の分厚い流れには、
サイズ・重量ともにジャストと呼べるスペックだろう。
僕の使い方は、多少のアクションを入れながらリトリーブする事もあるが、
1番多いのはこのリアルなルックスを生かしてのナチュラルドリフト。
要するに、ポイント上流にキャストして流れに乗せてただ流すだけというもの。
この方法は人気河川でルアーアクションにスレ切った魚が多い場合や、
狡猾な大型魚に口を使わせるのに絶大な効果がある。
ジョイントダリアは急流の中でも安定感があるため
当然、ただ巻きするだけで良型を連れてきてくれるが、
トラウトがフィッシュイーター化している河川では、
【80ｍｍ・11ｇ シンキングタイプ】
というスペックを活かしたナチュラルドリフトを是非試していただきたい。
発売までまだ少し時間があるが、
発売時にはドジョウ等のベイトが多い本流や湖沼などで
このルアーの性能を試してみてほしい。
D-3フィールドスタッフ 前田洋一
